賃貸物件選びで入居者が譲れないポイント

2021年12月20日

第1位 日当たり(10.5%)
日当たりの良い物件はやっぱり人気です。洗濯物や布団を干すのに乾きやすく、午後からでも洗濯物を干すことができます。また日が差すので日中も明るく、室内が暖まりやすいという特徴もあります。また朝の太陽の光を感じられ、生活のリズムが取りやすく、健康面でもプラスとなります。

 

ただし、人によって日中は仕事や学校で留守にしがちで、土日も出かけたりすることが多い方は日当たりをあまり気にしません。また洗濯物も部屋干しやコインランドリーを利用される方も同様です。ご自身の生活スタイルを考慮して家賃の安い南向き以外の物件を選ぶのも一つの方法です。

 

第2位 バス・トイレ別(9.1%)
お風呂とトイレが別のお部屋は若い女性に人気です。入浴後に濡れた床を拭くのが面倒、「広い風呂場でゆっくり湯船につかりたい」方はトイレとお風呂は別のお部屋を選びます。

 

一方、「トイレと風呂が一緒」である物件を好む方もおいでます。この場合、家賃は低めで、掃除が簡単というメリットもあります。一人暮らしでシャワー中心の生活をする方にはこちらに人気があります。

 

第3位 駅からの距離(7.1%)、立地(6.6%)
都会では駅近であることも人気の高い物件に見られる要素の一つです。しかし、徳島では列車の本数が少ない駅近よりバス停近が人気です。また、物件から会社や学校あるいはス-パーやコンビニまでの距離も重要です。

 

会社や学校が町の中心部にある場合、その近くに物件を借りると家賃が高いため、通いやすい範囲を考えて物件を選ぶことになります。 一方、会社や学校に近すぎると生活の切り替えがしにくくなるため、あえて距離をとることでプライベートな住環境を確保するという考え方もあります。

 

第4位 キッチン・台所(6.2%)
料理が好きな女性にとって重要なポイントとなるのがキッチンでしょう。キッチンが広ければ食器や食材の管理がしやすく、2口コンロであれば手際よく料理することができます。また、システムキッチン(コンロとシンクの一体型)や魚焼きグリル付き・オーブン付きキッチン、など、設備が整っているほど人気があります。

 

キッチンを充実させるにはそれなりの広さと設備が必要で、家賃もその分上がります。特にキッチンはこだわりのポイントも人それぞれ。入居者のライフスタイルや好み、今住んでいる物件での不満が解消できる設備を備え、選ばれるお部屋つくりをしましょう。

 

第5位 セキュリティ(6.0%)
最近はセキュリティ面も非常に重要視されていることがこの結果から分かります。オートロックは、マンションの共用エントランスから出るときに自動的に施錠され、入るときに鍵や暗証番号が必要になる仕組みです。またモニター付インターホンであれば営業訪問などに対応せずに済みます。

 

オートロックが付いていても他の住人の出入り時を見計らってマンション内に入ることは可能です。共用部分に監視カメラが備え付けられていたとしても、防犯に対する最低限の心構えは大切です。最近では入退去時の鍵交換は必要不可欠です。

 

第6位 騒音や治安(周辺環境)(5.5%)
どんなにお部屋が良くても、周辺環境が悪ければ快適な生活は送れません。また、大通り沿いの物件では夜中でも外から声やエンジン音が聞こえます。アパートやマンションでは、上の階や隣に住む方の話し声や足音、テレビの音などが問題になることがよくあります。

 

こうした騒音や治安は入居者や退去者、管理会社にアパートの問題として状況を聞き、防音対策や防犯対策を心がけましょう。

 

第7位 間取り、階数(5.1%)
家族構成によってニーズが変わる物件の間取り。一人暮らしをする場合はメインのお部屋の広さで物件を選ぶことが多いですが、家族やパートナーと同居する場合にはそれぞれの生活リズムや要望も取り入れながら間取りは考えられています。

 

階数は、やはり防犯面から一人暮らしの女性は1階を嫌います。窓からの眺めなどに加えて「災害時にスムーズかつ安全な非難ができるか」という問題とも直結します。最近は台風や地震による被害が多くなっていますので、近くの河川があふれた時や大きな地震が起こった際など、災害発生時に避難しやすいか、万が一部屋に取り残された場合に安全が確保できるかなどを入居者は気にされます。

 

第8位 収納(3.5%)
洋服好きな方や大家族の方にとって、クローゼットなどの収納スペースは不可欠。十分なスペースがない場合は棚やタンスなどを置いて収納することになり、生活空間が狭くなります。収納スペースに合わせて物を買うことも必要ですが、長期間お住まいになるとどうしても家財や洋服が増えてしまいます。同じ間取りや広さの場合、収納スペースが充実している物件が選ばれる傾向が強いようです。

 

第9位 駐車場・駐輪場・バイク置き場(3.4%)
車を所持している人にとって駐車場は必要不可欠なものとなります。特に、夫婦がそれぞれ車を所有する世帯では駐車場が2台分必要となりますが、もし駐車場が1台分しかない物件の場合は付近の駐車場を借りなければならず、「家賃+駐車場代」を考えると、少し家賃が高くなっても2台分の駐車場を利用できる物件が選ばれます。

 

駐輪場に関しては、ある方が絶対に良い。・・あるならば、屋根付きの方が選ばれやすいようです。希望者は少ないですがバイク置き場があるかどうかも聞かれます。あまり大型のバイクは一台分の駐車料金を頂くこともありますが、ミニバイクや自転車に駐輪代金を頂くことは徳島では少ないようです。

 

第10位 築年数(2.9%)
基本的に、家賃は築年数が浅いほど高いものです。しかし、あまりに古い物件を選んでしまうと雨漏りや配管関係の老朽化による水漏れなど快適な生活に影響をきたす場合があります。密閉性が悪いと余分な電気代や水道代もかさみ、家計面でも負担となります。

 

しかし、築年数だけで候補を絞ってしまうと選択肢が少なくなります。古いけれどきれいにリフォームしている物件は当社にもたくさんあります。築年数だけで判断せず、条件や実際のリフォームや設備を見て考えられる賢い入居者も最近は増えました。

 

・賃貸物件に住む入居者の方の「これだけは譲れない」と思うこだわり

 の条件を紹介しました。入居者の方のどんな条件が譲れないかを考

 え、選ばれるお部屋創りを進めていきましょう!

 

注)アットホームさんが調査した資料を参考にして(有)アスミルが徳島

  市の状況に合わせて作成しました。

 

 

12-20こだわり