リフォーム建材の値上げラッシュ

2021年11月25日

最近の原油高騰がアパート経営を直撃します。

 

直接的にはガソリン、灯油、重油などが、間接的には食品や化学製品ですが、意外なものにはドライクリーニングに石油溶剤やスチームを使うクリーニング屋さん、ボイラーの重油の値上げによるハウス農業、銭湯までもが影響を受けそうです。

 

さらに経済産業省はこの冬の電力需給が過去10年で最も厳しくなる見通しと発表・・つまり電気料金までもが値上がりしそうです。

 

値上げの波は輸送コストの高い輸入品の小麦・大豆、コーヒー、材料を輸入に頼る冷凍食品、また燃料コストの高い漁業の海産物にも及びます。

 

そして、それらの加工品である家庭用小麦粉関連品目、ミックス製品さらにパスタとパスタソースや豆腐、醬油、味噌とそれを包む、食品の包装などに使われるフィルムも上がります。

 

小麦・乳製品・イチゴなどのハウス果物の高騰で洋菓子・和菓子にも影響しそうです。

 

さて、私たちの不動産業界関連では建材のすべてが・・「カーテン」、「床材」、「壁紙」これら全て原油が原料となる素材です。

 

インテリア会社「サンゲツ」では原油の高騰や物流を維持するため、9月21日受注分から卸売り価格を13~18%値上げしました。

 

すでにリフォーム会社から10月入荷分からクロス、床材など仕入れ価格は値上げしていると通知を受けています。

 

今しばらくは旧価格の在庫分がありますが、年末から来年にかけて20~30%の値上げを予定しているとの事です。

 

また、世界的に半導体がコロナの影響で不足しており、ガスコンロ、温水洗浄便座、ガス湯沸かし器が不足しております。

 

年明けからの繁忙期は混雑の上、大幅な値上げが予想されますのでリフォ-ム工事の発注はお早めにお願いします。

 

 

値上げ