ハチの巣撤去の季節が参りました。

2022年07月07日

 

<スズメバチ・アシナガバチの場合>

 

今年もこの季節になりました。今朝も今年初のハチの巣駆除の依頼があり行ってまいりました(アシナガバチの巣で直径5センチほどの小さな巣でした)。

 

今年は梅雨が短かったので雨が少なく、猛暑が続く予想ですので、蜂の巣撤去の依頼が多いと考えられます。専門業者に依頼すると巣の大きさにもよりますが徳島県内では5000円から15000円の撤去料が発生しますので、小さなものは私ども管理会社で対処するようにしております。

 

数年前のことです。8月も終わりに近づいた早朝のこと、眉山の麓の管理物件の空室の換気扇のフードの中に小玉スイカ位の大きさのスズメバチの巣があり、危険なので撤去してほしいと他の入居者から通報がございました。

 

前の週にも南矢三の1戸建ての床下のスズメバチを3男と退治したところでしたので、いつものように殺虫剤と虫取り網を持参して現場へ家内と出掛けました。

 

直径60センチ深さ1mほどの虫取り網で換気扇のフードをすっぽり包み、隙間から市販の専用殺虫剤を巣めがけて噴霧しますと、次から次へと中から大きなスズメバチが飛び出し、網の中へ収まります。

 

1匹1匹丁寧にまんべんなく殺虫剤を網の外側から噴霧するのですが、10匹、20匹・・・ととどまることを知りません。30匹を越えたあたりから、布製の網が殺虫剤でびしょびしょになり薬液がしたたり落ちだした。

 

網の底にたまった蜂の死がいが網の中に溢れ、隙間から蜂が数匹逃げ出してきて足元でのたうちだしました。網の中の蜂に殺虫剤を浴びせながら、足元の蜂を靴で3匹踏みつぶす。1匹だけ元気な蜂が網とフードの隙間をすり抜け、飛び出してきて私の頭の周りを飛び始めた。フードに網をかぶせたまま、しばらく遠くへ退散。

 

鉢の動きが落ち着いたのを確認して今度は、家内に網を持ってもらい、網の隙間から巣の出入り口の3センチ位の穴の中をめがけて巣の中全体に殺虫剤を噴霧してみました。すると、こんな小さな巣の中にどうやってこれほどの数のスズメバチが入っていたのかと思うくらい、次から次へとまた出てくる。

 

結局60匹ほどのスズメバチを退治しました。子供の時から昆虫少年だった私は、昔から遊び場の眉山で蜂とか蛇とかムカデとかは慣れております。小学校の時、アシナガバチやムカデに刺されたことがございます。けっこう痛くて、3日間ほど腫れがひかなかったという苦い記憶もあります。

 

今回の相手は時々死亡者が出るというオオスズメバチでありまして、退治している間、家内の手前平静を装ってはおりましたが、刺されなかったのが不思議なくらいでずいぶん怖い思いをしました。


スズメバチの退治につきましては決してご無理はなさらず、直径10センチ以上あるハチの巣は業者にお任せした方が安全です。それより小さな蜂の巣でしたら、虫取り網と殺虫剤(ピレスロイド系のものでなおかつ、遠くまで噴射できるジェット噴射タイプのものです。これを少なくとも2本は用意しておきましょう。)

 

防虫ネットや長袖のシャツなど肌をできるだけ隠す服装で退治してください。

 

くれぐれもご無理はなさらないように・・。

 

7-7蜂の巣