リフォーム建材が値上げ
2022年04月10日
原油が7年ぶりの高騰・・リフォーム建材の値上げが止まりません。
昨年の秋からの原油や材木の高騰がアパート経営を直撃しています。
直接的にはガソリン、灯油、重油などが・・間接的には食品や化学製品ですが、意外なものにはドライクリーニングに石油溶剤やスチームを使うクリーニング屋さん、ボイラーの重油の値上げによるハウス農業、銭湯、さらに経済産業省は令和4年3月の電力需給が過去10年で最も厳しくなる見通しと予想が的中。そして電気料金までもが値上がりしています。
値上げの波は輸送コストの高い輸入品の木材・小麦・大豆、コーヒー、材料を輸入に頼る冷凍食品、また燃料コストの高い漁業の海産物にも及んでいます。
それらの加工品である家庭用小麦粉関連品目、ミックス製品さらにパスタとパスタ・パスタソースや豆腐、醬油、味噌とそれを包む、食品の包装などに使われるフィルムも上がりだしました。小麦・乳製品・イチゴなどのハウス果物の高騰で洋菓子・和菓子にも影響しているのは周知のとおりです。
アパート業界関連では「カーテン」、「プラ床材」、「壁紙」これら全て原油が原料となる素材です。インテリア会社「サンゲツ」では原油の高騰や物流を維持するため、令和3年9月21日受注分から卸売り価格を13~18%値上げしました。
すでにリフォーム会社から10月入荷分からクロス、床材など仕入れ価格は値上げしていると通知を受けていましたが、昨年末までは旧価格の在庫分での工事代でしたが、令和4年1月受注分から20~30%の値上げがございました。
そして、世界的に半導体がコロナの影響で不足しており、ガスコンロ、温水洗浄便座、ガス湯沸かし器、電気温水器が不足しており、交換の場合には数か月待ちということが当たり前となっています。
また、材木の高騰が止まりません。フローリングの床材、コンパネ、角材など天井や壁の張替え工事の下地材が昨年から150%アップ・・今後ロシアのウクライナ侵攻でシベリア材のますますの高騰も予想されます。
クロス・床工事・設備関係のリフォ-ム工事の発注はお早めにされたほうがよろしいようですね。
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