タキユリと「轟九十九滝」
2020年08月02日
「タキユリ」は野生種のカノコユリの変種でマニアによる採取が後を絶たず、ほとんど見ることが出来なくなりました。
・
徳島県では海部郡海陽町平井字王余魚谷(かれいだに)周辺に自生しており、7月中旬から8月上旬にかけ、轟ノ滝下流の集落や途中の道路の山側で見ることができます。
山の斜面や石垣から滝のように垂れ下がり1本の軸にたくさんの花が集まって咲いています。
・
自生地周辺では百合の花独特の甘い香りが漂っています。
蜜を吸っている蝶は南方系のナガサキアゲハの雌です。
・
自生地の上流にある「轟の滝」は「日本の滝100選」に選ばれていて、落差58メートル、四国一を誇ります!
本滝の上流には、それぞれの趣をもった大小さまざまな滝が連続してあり、総称して「轟九十九滝」と呼ばれています。
(下の写真が「轟の滝」であと3枚は「轟九十九滝」のほんの一部です)
・
数年前に夫婦で「轟九十九滝」を訪れ、最上流の「鍋割の滝」までハイキングしました。
・
山全体が滝の回廊のようで、本滝から最上部の鍋割の滝まで約1500m・・
遊歩道が整備されており、最初の急階段さえクリアできれば、後はハイキングコースです・・
往復2時間くらいでゆっくりとたくさんの滝を眺めながら散策を楽しめます。
駐車場は轟の滝遊歩道入口にある売店付近(今はコロナで閉店中)10台程度可能。