ナカガワノギク
2020年11月16日
11月の中旬、白い花が川岸の岩の上に揺れている姿は、徳島の秋を感じさせる風景です。
ナカガワノギクは徳島県那賀川中流の川岸だけに自生する野菊です。吉永虎馬が発見し、牧野富太郎氏が彼の名前を学名として付けたそうです。
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日本産のキク属の中でもきわめて局所的な分布を持つ地方種ですが、「鷲敷野外活動センター」裏の遊歩道沿いにたくさん咲いておりますので、見つけるのは簡単です。
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この花が自生する那賀川は、毎年、台風ごとに大水が出て濁流にのまれる厳しい環境の中で育つため、葉がいわゆる流線形になっているので他の野菊とすぐに区別できます。
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環境省絶滅危惧II類に指定され、絶滅が心配される種です。
いつまでもこの花が咲き続けることのできる素晴らしい徳島でありますように・・。
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