6-25 愛媛磯釣り(中泊)
2021年06月27日
6-25 愛媛磯釣り(中泊)
新型コロナの影響で一年ぶりの磯釣りとなりました。
「本格的な釣りはワクチン接種が終わってから・・」と、昨年から相棒と相談しており、やっと実現したわけです。
午前6時半に徳島を出発。
夏場は磯渡し時間が午前5時の朝釣りと午後1時からの夕釣りの二回に分けています。
私たちはこの日「夕釣り」・・午後1時の磯渡しの船に乗る予定です。
昔は高知回りで7時間もかかっていた愛媛県愛南町中泊ですが、今は松山回りでほとんど高速道路ですので4時間くらいで到着します。
地元の釣具屋さんで撒き餌を仕入れ、昼食に軽くうどんを食べ、コンビニで飲み物を買って、
正午に渡船場の中泊港到着。
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港には朝釣りの釣り人の車がたくさん停まっており、正午を過ぎたので朝釣りの釣り人を乗せた渡船が次々と帰ってくる・・シーズン後半といえ、多い船には30人ほど乗っている。
今日は大潮・・干潮と満潮の潮位差が大きく、潮流が速いので私のような下手くそには釣り辛く、個人的には釣りには適していない日である。
昨年と違い、船を降りてくる釣り人の獲物の入れ物がみんな軽そう・・嫌な予感が・・。。
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朝釣りは6隻ほど・・釣り人は約100人・・蒸し暑い日中を避けたのか夕釣りは三隻ほどで、釣り人も全体で20人ほど・・。
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釣り人が少ないおかげで1級磯の大三角、大三角奥、ナカバエと順番に磯渡しを終え、最後に私たちは「コデ島の東のハナ」というところに降りることになりました。
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初めての磯でしたが、大きな磯で私たち年寄りには安全な磯です。安全が一番です。
時間はちょうど午後1時・・干潮で一番潮が低い、しかも動かない時間帯ということで、一時間ほど何も釣れません。
午後3時近くになるまで我慢の釣りだろうなあと予想はしておりましたが、案の定です。
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午後2時半・・それまで動かなった潮が左にとり出したなあと思っていたら、突然ウキが海中に消えました・・本日はイサギ狙いでしたのでハリス(釣り糸)は2号と細めの仕掛けにしています。
何の魚かはわかりませんが50センチ級の大物のアタリです。ハリスが細いので慎重に20秒ほどやり取りをしましたが、魚の引きがまったく止まりません。
ぐっと竿を海底にもっていかれたかと思った瞬間に・・海中の岩に触れハリス切れです。
残念ですが、磯釣りではよくあることで、これが磯釣りの醍醐味でもあります。
魚の姿を見ていないので種類はわかりませんが、50センチ超の大物です。
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気を取り直して、最初から仕掛け造り・・
大物が次に来てもハリスが切れないようにワンランク太い2.5号のハリスをセット・・。
すぐに次のアタリが・・大きなアタリでしたが先ほどよりは引きが弱く、魚の引きを止めることができ、ゆっくりと慎重に獲物を海面に浮かせました。
50センチのベラ科のブダイ・・食べても美味しくないので放流・・。先ほどの魚とは引きの強さが比べものにならないので、さっき逃がした魚は別の種類でより大型だと思う。
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そうこうしているうちに二人に30センチのイサギが1匹づつ釣れ・・いよいよ時合いかと胸が高鳴りました。
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隣で相棒がすぐに同型のイサギを追加・・私も続けとばかりに仕掛けを調整して釣ろうとしたら・・ウキが磯に引っかかり、海面近くまで磯を下りて行き・・何とか回収・・
しばらくして今度は竿の穂先に糸が絡み、竿を置き、穂先まで足場の悪い磯の坂を歩き、糸絡みを取る・・などなど・・
なかなか落ち着いて釣りができません。
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やっと直ったと思ったら、今度は針が海底にかかり、道糸をひっぱたら切れ、しかもウキを紛失・・。
ついてない日は次々と同様のトラブルが続き、いらついて竿を折ったり、転んでけがをしたりするので、隣でコンスタントにイサギを釣る相棒を横目に、心を落ち着けるために休憩を取り、水分補給・・。
この日はその後もウキを流したり、仕掛けが絡んだり、5時間の釣り時間のうち半分くらい釣りになりませんでした。
目前には名礁「ナカバエ」が・・あそこで釣りたかった・・。
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結局、この日釣ったイサギはたったの3匹・・流したウキは4個・・作った仕掛けは6回・・用意したオモリも全部使い・・最後はリールに道糸がぐるぐるに絡み、直しているうちに午後6時の終了時間となりました。
1年間のブランクは思いのほか大きかったようです。
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相棒も久しぶりの磯釣りでトラブル続き・・私よりイサギの釣果は倍以上・・でしたが、最後に竿の穂先を折ってしまい、同じように1年間のブランクは大きかったようです。
それでも二人とも大きなアタリが3回づつあり、相棒は50センチ級のフエフキダイ(タマミ)とニザダイを釣りあげ、十分に楽しんでいました。
私も納得の釣りとは参りませんでしたが、大物の引きを三度味わい、大潮の沖磯での釣りの難しさ、奥深さ、自分の未熟さを痛感し、また一から勉強です。
贅沢な遊びですが、年をとっても、また次回にやりたい事、試したい事があるというのも有り難いことです。
イサギ3匹のうち1匹は魚をさばいてくれた家内の実家に、残りに1匹は塩焼き、最後の1匹は刺身で美味しくいただきました。
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