5/25 伊島(イシマササユリ)
2021年05月27日
5/25 伊島(イシマササユリ)
阿南市の蒲生田岬の東の海上約6km、紀伊水道に浮かぶ孤島・伊島・・上空から見た島の形が「い」(以)という字に似ていることから伊(以)島と名付けられたという説があります。
時期的には少し早いのですが、梅雨の合間にイシマササユリを見に行ってきました。
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周囲9.5kmの島で人口は約160人。白亜の灯台がシンボルで北端にある「観音堂」に続く舗装された遊歩道沿いには世界中でこの島だけの固有種『伊島ササユリ』が6月上旬ころ芳醇な香りとともに優雅な花を咲かせます。
徳島市内の自宅から毎日3往復の伊島連絡船が出航する阿南市津乃峰町の答島港まで1時間余り・・
この日は12:30発の新造連絡船に乗り込みました。
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船内には島内の案内地図やイシマササユリの説明パンフレットが準備されています。
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港を出て30分ほどで伊島に到着・・波も穏やかでほとんど揺れませんでした。
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伊島港には公衆トイレと大きな案内看板があります。
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船内で入手したパンフレットに従ってササユリロードに向かいます。
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最初のみどころは「カベヘラ」・・展望台までの階段の両側にササユリがたくさん咲いています。階段を昇り詰めると太平洋の絶景が待つ展望が‥。
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案内に従って物とのササユリロードに戻ります。ここから灯台への分岐点「峠地蔵」まで野生のものと阿南市の光高校生が育て、移植したバイオササユリ(花も葉も小さい)が混ざって咲いています。
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「峠地蔵」までの途中に伊島の町と港が一望できる展望台があり、ベンチが用意されています。
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ここから、灯台への分岐点「峠地蔵」まで、少し坂道がきつくなりますが舗装はされています。
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灯台との分岐点「峠地蔵」に到着。
今回は灯台へ行かず、野生のササユリが多いらしい北端の「観音堂」の方へ向かいました。
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途中、かつての水田跡地の広大な湿地を見渡すことができる場所があります。
ここは希少昆虫の生息地となっており環境省の『日本の重要湿地500』に選定されています。
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「峠地蔵」から「観音堂」まで約2キロ・・この道には島の住民が寄進した33の石仏(霊場)があり特に7番から15番の間にササユリが多いとのこと・・。
11番まで下りましたが、やはり時期が早かったようでほとんど咲いていません・・。
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午後2:30が過ぎたので、帰りの連絡船の午後4:00に間に合うよう引き返しました。
「峠地蔵」までずっと上り返しです。(しんどい)
時々咲いてます。
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次回は一便早い午前9:30の連絡船で来て北端の観音堂から湿地を歩き「峠地蔵」まで周回したいと思います。
6年前に来たときは「弁天の浜」コースを歩きました。
こちらのコースは舗装もない山道で、草もやぶ蚊も多くアップダウンもあり山慣れしていない方には不向きです。
この日も歩いているときはそうでもないのですが、休憩中や写真を撮影しているときは蚊に刺されますので、防虫剤とかゆみ止めが必須です。
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帰り道のイシマササユリをパチリ・・(ピンク系と白色系)
1時間ほどで無事に港に帰り船に間に合いました。
帰りも波穏やか(奥に見えるのは福村の磯)・・
午後4:30に答島港に帰って来ました。
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連絡船の時間は季節により変更しますのでご確認ください。
お問い合わせ先 阿南市観光協会 電話番号 0884-22-3290
答島港発(3月から9月) 伊島発(3月から9月)
1便 8:30 7:00
2便 12:30 10:00
3便 16:30 16:00
※3便は季節によって出発時間が変わります。
※連絡船 問い合わせ伊島連絡交通事業㈲:0884-33-1271
運賃(片道) 大人 1,030円 小人 520円
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