7/28 ハッカ油
2021年07月29日
7/28 ハッカ油を作ってみました。
まずは材料から・・
1:ハッカ油
虫除け作りに必要なハッカ油には、天然成分100%のものとオイルなどで薄められている合成のものがあります。合成のハッカ油は天然成分のものより安価ですが、天然のものよりもハッカ特有の清涼感のある香りが弱いです。
また、ハッカ油には国産のものと外国産のものがあり、低価格な外国産よりも国産の物の方が品質が良い傾向にあります。
しっかり力を発揮できるものを選ぶ
北海道北見産などの天然成分100%のハッカ油は、合成のものと比べて値段が高めですが、合成のものよりハッカ特有の効能を強く感じることができ、しっかりと力を発揮します。
また、ハッカ油虫除けスプレーは直接肌に使うこともあるので、100%天然のものを選ぶようにしましょう。
価格だけで決めない
手軽にハッカ油で虫除けを作りたいからといって、価格だけを見て安いハッカ油を購入するのはやめましょう。オイルなどで薄められた合成のものや外国産のハッカ油は、天然成分100%のものや国産のものよりも安価で販売されています。
ハッカ特有の清涼感のある香りが弱かったり品質が低い場合もあるので、価格だけを見て選ぶと、虫除けとしての効き目が薄くなってしまう可能性があります。
2:スプレー容器
ハッカ油を使った虫除けを作る際に注意したいのは、スプレー容器の選び方です。虫除けのハッカ油の材料であるハッカ油と無水エタノールは、ポリスチレンを変質してしまう可能性があります。
そのため、スプレー容器を選ぶ際は、ポリスチレン製ではないものや、アルコール液対応と明記されているものを選ぶようにしましょう。もしも容器の素材が分からない場合は、ガラス製のものを使えば安心です。ガラス製の容器を使う際は、遮光性のあるものを選ぶようにしましょう。
3:無水エタノール
ハッカ油は油分のため性質上水に溶けにくいため、水に混ざりやすくするために無水エタノールを使う必要があります。エタノールには防腐作用もあるため、ハッカ油を使った虫除けに加えると、保存性を高くすることが可能です。
無水エタノールは、薬局やドラッグストア、Amazonなどで手軽に購入することができます。無水エタノールがない場合は、消毒用エタノールで代用しましょう。
4:精製水
ハッカ油独特の香りをなるべくそのまま香らせて効き目を良くするためには、不純物がなく純度の高い精製水を使用するのが最適です。
精製水とは、水道水を処理して有機物やほとんどのイオン成分を除去した水のことをいいます。精製水は、わずかな有機物が残っている分菌が繁殖しやすいため、開封後は早めに使用するようにしましょう。
精製水がない時には、軟水のミネラルウォーターや水道水でも代用することも可能です。(今回は水道水で・・)
ハッカ油虫除けスプレーの作り方
ここからは、50ml容器分のハッカ油を使った虫除けの作り方を紹介していきます。
ハッカ油を使った虫除けスプレーの作り方はとても簡単です。まず、スプレー容器に無水エタノールを小さじ1杯(5ml)入れ、そこにハッカ油を10滴加えたら軽く振って混ぜます。
無水エタノールは引火性があるため、火気の近くで使用しないよう気を付けましょう。混ざり合ったら、そこに精製水45mlを加えて容器の蓋を閉め、よく振って混ぜます。混ざり合えば完成です。
使用期限
作った虫除けスプレーは冷暗所で保存の上、約2週間で使い切るのがベストです。
水道水で作った場合は、塩素の効果で少し長持ちします。精製水で作った場合は菌が繁殖しやすいため、なるべく早く使い切るようにしましょう。少量ずつ、使いきれる分だけをこまめに作るのがおすすめです。
効果的なハッカ油虫除けの使い方
ハッカ油虫除けの使い方は、直接肌にスプレーしたり、網戸などに吹きかけたり目的などによって様々です。1つあれば色々と役立つハッカ油虫除けですが、具体的にどのように使うのが良いのでしょうか。ここでは効果的なハッカ油虫除けの使い方について紹介します。
直接肌へスプレー
ハッカ油は植物由来の天然成分なため、直接肌にスプレーすることができます。化学成分配合の虫除けよりも安心して使用することができるため、子供にも使うことができます。
しかし、ハッカ油は香りや刺激が強いため、妊娠中の方や乳幼児、お年寄りの方は使用を控えた方が良いでしょう。
直接肌に使用するときには、上下に振ってよく混ぜてからスプレーするようにして下さい。この時は、目や口・粘膜、衣類などにスプレーがかかることがないよう、注意しましょう。衣服にかかるとシミになる可能性があります。
スプレーした香りが弱くなると、虫除けの効果が弱まります。香りが弱まったのを感じた時にこまめにスプレーすることで、効果的に使用することができます。
物にスプレー
ハッカ油虫除けスプレーは、直接肌にスプレーするだけでなく、物にスプレーをするだけでも効果的です。網戸にスプレーすると、外からの虫の侵入を防ぎます。ゴミ箱にスプレーをしておけば、夏場のコバエ対策にもなります。
ハッカ油スプレーは、虫除けしたいものや場所にスプレーすることで簡単に虫除けができて便利ですが、ポリスチレン製のものに使うと変質する可能性があるため注意が必要です。物にスプレーする時には、材質を確認してから使用するようにしましょう。
【使用場所別】ハッカ油虫除けの活用方法3つ
ハッカ油は、直接肌にスプレーして使う以外に様々な場所でも役立つ万能アイテムです。ここからは、家・車・アウトドアなどの使用場所別に、ハッカ油虫除けの活用方法を3つ紹介していきます。
1:家
家の玄関や部屋・網戸など虫が入ってきそうな場所にスプレーすると、自宅での虫除けに役立ちます。
玄関を開けた時に入ってくる虫を防ぐ時には、ガーゼやコットンなどに多めにスプレーして、ガラスの瓶に入れて玄関先に置いておくことをおすすめします。この時には、スプレーではなく原液を器などに垂らして置いておいてもよいでしょう。
部屋のクッションやソファなどに吹きかけておくことも、効果的です。外からの虫の侵入を防ぐために網戸にスプレーすると、爽やかな香りが広がって、リラックス効果も得られます。
網戸にスプレーする際は、網戸の材質がポリスチレンではないか確認してからスプレーするよう注意して下さい。
2:車
草の生い茂った駐車場や夏場などでは、ドアを開けた隙に蚊などの虫が車内に入り込んでしまうことがよくあります。車内にハッカ油虫除けをスプレーしておけば、虫が車内に入り込むのを防ぐことができるため便利です。
ハッカ油には消臭作用もあるため、車内の臭いが気になる時にシュッとスプレーするのもおすすめです。
3:アウトドア
自然を楽しむアウトドアには虫がつきものです。ハッカ油虫除けは、アウトドアでも活躍します。
テントのメッシュ部分や出入口、テントの周りにハッカ油虫除けをスプレーするだけで、テント内に虫が侵入するのを防ぐことができます。ハッカ油虫除けは、ハッカ油の香りが弱くなると、効果も弱くなるため、頻繁にスプレーするようにしましょう。
ハッカ油虫除けの効果の持続時間
ハッカ油虫除けは、その香りで虫を遠ざけるため、香りが弱くなると効き目も弱くなります。効果持続時間は約1~2時間と短いため、香りが弱くなったのを感じたら、すぐにスプレーすることをおすすめします。
ハッカ油の濃度を高くすれば持続時間が長くなりますが、濃度を高くすると、匂いが強すぎたり肌への刺激が強くなりすぎるので、適度な濃度で使用するようにしましょう
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