ベニバナヤマシャクヤク

2021年06月05日

6-5 ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)

 

毎年、6月初めの梅雨の合間・・晴天の日はこの花に会いたくて山に参ります。

 

徳島では準絶滅危惧種に指定されており、私が知っている群生地はこの山と祖谷のごく限られた場所だけに咲く珍しい花です。

 

 

紅花山芍薬

 

この日も梅雨の合間の本当に良い晴天の日で、先日廃車にしたパジェロイオに代わり次男が乗っていたRVRの試乗もかねて神山の山奥に向かいました。

 

いつも平日登山ですので普段は人に会わないのですが、この日は登山口でご夫婦に会いました。

 

奥様が「この山は初めて…」とおっしゃっていたので群生地までご一緒することになりました。

 

お年はご主人が81歳、奥様は80歳・・

 

国府町にお住まいで、定年退職後、お二人で日本中をあちこちと行かれているとのこと・・

 

うらやましい限りです。

 

この山は杉林の管理のため、毎年新しい林道ができておりいきなり私も迷い、この日は何度もGPSにお世話になりました。

 

ご主人に合わせてゆっくりペースで歩き、途中のキツネノテブクロ(ジキタリス)が咲く広場で休憩と写真撮影。

 

 

紅花山芍薬2021

 

30分ほどで下の群生地に到着。

 

登山道の両側の山の斜面にたくさんの花が咲いていました。

 

15分ほど写真撮影・・まだ蕾もあり時期的にはちょうどよい時期でした。

 

 

6-5紅花山芍薬

 

ここからはゆっくり歩いて上の群生地まで45分ほど・・

 

新しい管理道路が増えて本当に何度も登山道を確認しました。

 

最後の緩やかな尾根を昇り詰めると上の群生地・・

 

 

6-5紅花山芍薬

 

花のタイミングはバッチリ。

 

たった1日の命といわれているこの花ですが、美しい花がたくさん咲いておりました。

 

 

6-5紅花山芍薬

 

群生地に咲く花を見ながら倒木に腰掛け、遅い昼食です・・

 

私たち夫婦は神山の道の駅で買ったおにぎりと巻き寿司。

 

 

6-5紅花山芍薬

 

杉林を抜ける涼やかな風が気持ちよい・・。

 

 

6-5紅花山芍薬

 

下山もご一緒して駐車場までご家族の話をしながら歩きました。

 

久住連山で道に迷ったお話や一昨年に高越山で滑落したお話など・・

 

 

6-5紅花山芍薬

 

おしゃべり好きな仲の良い楽しいご夫婦でした。

 

ご主人と同じ歳になるまであと15年…お二人を見習い、それまで元気で自然を楽しみたいものです♪。