6/22 磯釣り遠征(愛媛県中泊)
2022年06月25日
梅雨の合間に愛媛県に磯釣りにいつものパートナーと二人で行ってきました。
コロナの影響でなんと6か月ぶりの磯釣りです。
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前日の夕方になじみの釣具屋さんに注文してあったエサを取りに行き、出発が翌日の早朝になりますので忘れ物のないように玄関に荷物を準備します。
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今回はおニューのエサバッカンと活かしバッカンがデビューです。
本来は23日の朝釣り、午前中の予定でしたが渡船の船頭さんが23日は波が3mと高くなるというので、急遽22日の午後の釣りに変更したわけです。
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徳島市内を午前6:30に出発して愛媛県愛南町(旧城辺町)に着いたのが10:00・・。
愛南町の釣り具屋さんでエサや氷をコンビニでお昼の軽食を購入し、少し遅い朝食をいつものうどん屋さんで済まし、いざ中泊漁港へ・・・。
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11:20に磯渡しの船の出る中泊漁港に到着。
釣り衣装に着替え、クーラーボックスや竿ケース、エサバッカンを船着き場近くに運び、1時間ほど渡船が来るのを待ちました。
昨夜までの雨が嘘の様に止み、見事な青空が広がっています。
今日は暑そうやなあ・・。
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炎天下で30分ほど待っていると、朝釣りの釣り人が港に帰って来ました。
五隻ほどの磯渡し船に各10人ほどが乗っている。
重そうにクーラーボックス抱えている人・・片手で軽く持っている人・・様々である。
重たそうにクーラーボックスを持っている釣り人に釣った磯を尋ねると、「コデ島の瀬戸」・・という答え。
「やっぱり今日はナカバエ回りが良さそうだな・・」と心の中で確信する。
隣の船が帰ってきた・・大勢釣り人が下船しているが誰ものクーラーボックスが軽そうだ。
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いよいよ船に乗り込み臨戦態勢。
12:20・・船が港を出る・・ぐんぐんスピードが上がる。
目指す磯まで15分ほどだ。
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二人組、三人組・・・次々と船頭さんの指名により順に磯渡しが行われる。
午前中よく釣れているコデ島周辺はここで磯渡しは終わり・・・。
次は一番人気のナカバエの順番だ。
4番目に私たちの名前が呼ばれた。
「やった!」・・と思った瞬間、ナカバエの前を船は空しく通り過ぎた。
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朝から波が高く、ナカバエは波の下・・・今日は上がれないとの事。
命を懸けてまで釣りはできないので、船頭さんの指示の通り小地島のセンジョ―というところに私たち二人は上がったのが12:50でした。
磯上がり際に、船頭さんが「ここは先週、尾長グレの62センチが上がった磯やから、がんばりや!」の一言・・・。
なんと・・夢の60センチオーバーの尾長グレ・・いわゆる、磯釣り師あこがれの「ロクマル」というやつです。
その言葉を聞いて、二人とも興奮気味で手を震わしながら巨大グレ用の仕掛けを準備。
6か月ぶりの磯釣り・・・少し沖にマキエサをして仕掛けを入れる・・・仕掛けとマキエサを合わせる・・・
3回ほど同じことを繰り返していたら、ウキが少し沈んだ・・・リールを少し巻き仕掛けの余分な道糸を巻き取る・・・
竿先に魚が針につけたエサを咥えて沖に走る重さがゆっくり乗ってくる・・・
ウキがスピードを増して水中に見えなくなるとともに竿先に重量が乗る・・・ゆっくり竿全体で魚を針にかける・・・
やった、掛かった・・・抵抗する魚の勢いを竿の弾力で吸収しながらリールを巻き、魚を浮かせながら寄せてくる。
30センチに少し足りないが型の良いイサギだ。
この季節のイサギは麦わらイサギといって脂の乗った、旬の魚だ。
立て続けに3回当たりがあり2匹釣り上げたところで・・・アレアレ、何かおかしい・・・頭がふらつき・・・意識が
熱中症?・・・釣りどころではない・・・とりあえず日陰で横になろう・・・どこにも日陰が無い・・・もうあかん・・・ダウン。
気が付くと、体半分だけのわずかに日陰のある岩の隙間で凍ったポカリスエットを首に当てて1時間ほど寝ていたようです。
その間にパートナーが機転を利かせてくれて、早々に港に帰るよう連絡をしてくれていました。
私の分の道具までも全部片づけてくれ、午後3時に撤収。
船に乗ってから港まで私はずっと船酔い状態・・・港に着いてもすぐにエアコンの効いた車に中で横になっていました。
気の毒だと思ったのか船頭さんが大きなグレ(45センチ)をお土産にくれました。
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30分ほど車の中で休んでいたら少し楽になったので、午後4時過ぎには今夜のホテルへ・・。
早々と大浴場で汗を流し、水風呂で火照った体を冷やすとずいぶん楽になりました。
長年、磯釣りをしていますがこんな体験は初めてです。
これからますます本格的な夏が始まりますので、皆様くれぐれも熱中症にはご注意ください。
(熱中症のため磯上がりしてからは一枚の写真も撮れなかったことをお詫びいたします。)
下は出発前の元気な姿です。