5/29神領百合
2024年06月09日
この時期にはもう一つ貴重な花が…ジンリョウユリです。
この日は欲張って、ベニバナヤマシャクヤクを見たあと神山から土須トンネルを抜け那賀町の生息地へ向かいました。
そうだ「岳人の森」に寄っておそばを食べようなどと考え、岳人の森に着くとなんと臨時休業・・・
がっかりして、ゆっくり車を走らせ大釜の滝を越えて・・・大轟の滝で写真を撮り、那賀町へ入りました。
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町に入ると家並みの中にきれいなコンビニ?が出来ておりここで豆大福とコーヒーを追加。
ちょうど3:00にユリの管理地である「ゆづりはの里」に到着。
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コロナの間、見物を中止していたので管理者の方とは3年ぶりの再会でした。
少し話をして見物料100円を支払い、管理地の広場に向かいました。
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ジンリョウユリ(神領百合)は、徳島県の神山町神領村で発見されたことから、この名前がつきました。
以前は神山町や那賀町の蛇紋岩地帯の山地にたくさん咲いていたそうですが、最近は野生動物による食害、人による盗掘、生息地付近での開発でずいぶん少なくなりました。
那賀町出羽ではまだ自生の物が見られます。
自生地の那賀町出羽にある農村レストラン「いづりは」(レストランは閉鎖)では人の手により管理されたものが有料で見ることができます。
この管理地にはこの日もきれいに咲いていました。
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ササユリの中では最も小型の品種で花も小輪ですが、ユリ特有の甘い香りが付近一面に漂います。
花は咲いてすぐは薄紅色ですが、日が経つとともに紅色に濃さが増します。
この日も無事に出会う事が出来ましたが、以前に比べるとずいぶんと数が減っています。
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30分ほど花を撮影してこの日は帰路につきました。
いつまでも、世界で徳島のこの地区にだけ咲くこのササユリを大切にしたいものです。
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