3/19 慈眼寺(勝浦町)
2024年03月23日
慈眼寺(じげんじ)は、徳島県勝浦郡上勝町に所在する高野山真言宗の寺院で四国霊場20番札所鶴林寺の奥の院、四国別格霊場3番札所としても有名です。
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お寺の周辺は桜、ツツジ、紅葉の名所として四国巡礼者が絶えません。
なかでも近くにある灌頂ヶ滝は端正な景観をもつ滝としておすすめです。
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落差は80mほどで、落ち口で空中に放り出される水流は、そのまま滝壺へ向かって岩肌に触れることなく落ちていきます。
残念ながら3月ということで水量がこの日は少なく、滝の姿を見ることができませんでした。
申し訳ないのですが今回は以前行った時の写真でお許しください。
夏場の雨後に訪れると、流れ落ちる水流は途中で霧散し、風にたなびくその様はまるで天女の羽衣のよう・・・「旭の滝」の別名をもつ灌頂ヶ滝ですが、その理由は晴天時に滝身にかかる虹によるものです。
晴天時には8〜10時の間に虹がかかり、私も10年ほど前に一度だけ見たことがあります。
見事でした。
皆様もぜひ機会があればご覧ください。
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この寺の奥にある鍾乳洞は弘法大師が発見したと言われ、全長100mほどの洞窟の中をお先達の案内人の指示に従ってロウソクを頼りに奥に祭られたお大師様をお参りする「穴禅定の寺」として知られています。
私も以前体験したことがありますがメタボ体形のためずいぶんひどい目にあった記憶があります。(笑)
現在も境内の隅っこに穴禅定の狭い洞窟を通行できるかを試す御影石の試し石があります。
今回も試しましたが なんとかぎりぎり通過できました。(笑)
境内入り口から後ろを振り返ると、正木ダムの全景を見ることができます。
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境内で一番に目をひくのが境内にそびえる大イチョウの木です。
秋に訪れるとこの木のギンナンを売っています。
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太師堂を参拝して、次は本堂・・・あれれ・・・本堂がありません。
実は本堂はここから500mほど離れた「穴禅定」の入り口近くにあるのです。
今回はパス。
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この日は境内の椿の花と早咲きの桜の花がきれいでした。
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3月の平日ということもあり、参拝者は私たち夫婦のみ・・・静寂の山寺をしばらく散策しました。
また、寺の帰り道の傍らには満開の寒緋桜。
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それと徳島には珍しい「シロバナショウジョウバカマ」も咲いていました。
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