3-16 磯釣り
2023年03月24日
8か月ぶりに愛媛県へ磯釣りに行ってきました。
前夜の準備も万端。
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今回は若い頃よく通っていた愛南町の深浦へ行くことにしました。
なんと30年ぶりです。
だんだん県外遠征も辛くなってきたので前乗りしてホテルで一泊。
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早朝午前4時に起きて、5時過ぎに渡船の待つ港に到着。
すでに5.6人が真っ暗の中、釣りの準備中でした。
私たちが準備をしていると次々と釣り人が到着し、総勢15人ほどになりました。
いつも通っている中泊の半分ほどの小さな船で少し不安・・。
それでも全員と全員の荷物を積み込み午前6時出港。
湾内を出ると夜が明けてきました。
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少々うねりがあったせいもあって船のスピードはとてものろい・・
いや、ゆっくりとした安全なスピードで進んで行く。
昔懐かしい当木島が見えてきた。
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手前の磯にひとりずつ3人を下ろし、沖磯の「水の子」周りに3人、「黒ハエ」に3人・・
いよいよ私たちの番です。
私たちの降りる磯は名礁「チギレ」・・
30年前なら10回に一回くらいしか渡礁できない一級磯です。
過去に3回ほど上がったことがありますが、こんなにうねりがあるのは初めてです。
少しドキドキしながら荷物渡しを完了し、釣りの準備にかかりました。
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しばらくマキエサをして様子を見たのですが、反応がない・・
ずいぶん長い間、この磯で釣った形跡ないので、魚が居付いていないようだ。
しばらく休みなくマキエサを続け、30分ほど経った時に私にアタリが・・。
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ムム・・久しぶりのグレの手ごたえ・・
足元の沈み磯に注意しながら慎重にリールを巻く・・
少し抵抗しながらも獲物が海面に浮いてきた。
30センチほどの口太グレだ。
最近は夏のイサギ釣りばかりで、本当にグレは久しぶり・・
3年ぶりくらいの丸々太った貴重なグレだ。
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このまま、今日は数釣りができると内心うきうきして、次の獲物を狙う・・
ところが世の中はうまくいかない・・
その後、全くグレのアタリが途絶える。
ウキの反応はあるものの、エサ取りの本ハゲやベラ類などの反応ばかり・・。
ポイントを沖にしたり、潮目を狙ったり、仕掛けを変えて深場を狙ったり・・
あの手この手でグレを狙い続けるが、全くグレらしきアタリのないまま時間が流れる。
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潮変わりの午前11時になったのでお弁当タイム。
お弁当は昔と同じ。
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昼食を済まし、再び二人で釣り始める。
横で釣っていた相棒に大きなアタリがあり大きく竿が曲がる・・
アッ・・
という声とともに竿が伸びる・・
惜しくも糸が切れた。
しばらくしてまたも相棒の竿が大きく曲がる・・
これも大きな獲物に間違いない。
慎重にやり取りして浮いてきたのは40cmの口太グレ・・・
ついにやりました。
30センチ級が多いこの磯では見事なグレです。
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その後もお互い2.3回大きなアタリがあったのですが残念ながら二人ともバラしてしまいました。
残念、無念・・
8か月も間が空いてしまうとどうも調子が狂うというか、下手くそというか・・。
大きなクーラーボックスにたった1匹のグレをお互い納め、帰りに船に乗り込んだのは午後2時半・・
来た時と同じようにゆっくりとしたスピードで山桜満開の港に帰って来ました。
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今年ほどこの磯もグレの食いが不調で、名礁「チギレ」も1か月以上釣り人が上がっていないとのこと・・・
トホホ・・。
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30年ぶりの深浦の景色は昔と同じ。
魚影はずいぶん減ったうえにバラシも多く、残念な釣果となりました。
それでも懲りないのが釣り師・・
帰りに次は中泊の尾長グレを二人で釣りに行くことを約束しました。
(笑)